ラーメン屋を開業するために必要な資格は?

ラーメン屋を開業するためにはいくつかの資格や手続きが必ず必要になります。

ほかのすべての準備が整っているのに、ここで躓いてはつまらないものです。

ある意味で手間のかかるものではありますが、一つ一つ確認していきましょう。

事業を起こすための資金や基礎知識だけでは開業するのは難しいのです。

■必要な 資格や手続

ラーメン屋開業に関する必要な資格や手続きについてみていきます。

この資格や手続きを経ずに開業するということは顧客を裏切る行為であるともいえるため、厳禁です。

忘れていたといったことのないようにしましょう。

排水を規制する下水道法、条例について

ラーメン屋は脂分が非常に多く、こうした処理について考えなければなりません。

「グロース・トラップ」というものがあります。

脂分や野菜くずなどを下水道のどこかの部分で引っ掛けて、下水を詰まらせないようにする仕組みで、ラーメン屋ではほぼ設置が義務付けられています。

「グロース・トラップ」については、設置しないと悪臭や不衛生の元になるため、設置が義務付けられていなくても、飲食店であれば必ず設置したいもの。

法律で気になるのであれば、市区町村の管轄になるので、必ず確認してみてください。

場合によっては工事が必要になることもあります。

また、排水基準もあります。

脂分の問題で、「ノルマルヘキサン抽出物質(鉱油類)」は「排水1Lあたり5mg」「ノルマンヘキサン抽出物質(動植物油脂類)」は「排水1L当たり30mg」と決められています。

排水には十分な注意が必要です。

廃油や食品廃棄物の処理に困ったら自治体に相談してください。

収集運搬許可業を持っている業者を紹介してくれます。

食品衛生法にもとづいた「営業許可」が必要

ラーメン屋に限らず飲食店の開業には必ず保健所による「営業許可」が必要になってきます。

一度、保健所の監視員に相談することが無難でしょう。

営業許可を出す前の立ち入り検査で問題が発覚した場合、問題個所を取り壊して新しく作り直さなければならなくなるだけでなく、最悪その物件ではラーメン屋の開業が不可能になることもあるのです。

必要書類として施設全体の平面図や調理場の平面図、水質検査成績書などが必要になってきます。

必要書類は、その地域の保健所によって少しずつ異なってくるので、必ず確認して2度手間を防ぐべきでしょう。

こういった行政のやり取りは時間との勝負です。

最悪予定よりも割り込んでしまい開業日や営業日にズレが生まれてしまい、売り上げや利益に影響を与える場合も大いにあり得ます。

食品衛生責任者

ラーメン屋を開業するにあたって、必ず必要になるのはこの食品衛生責任者です。

食品衛生責任者は1店舗当たりかならず1人必要になります。

最初の創業では、店長となるあなたが食品衛生責任者を持っておくべきです。食品衛生責任者は、保健所が開催している講習を受講することで手に入れることが出来ます。

講習の内容はおおよそ6時間。

何か事前に準備しておく必要はありませんが、必ず1日潰れると考えましょう。

起業を決めたら早めに受講しておくことをお勧めします。

受講料は開催している市区町村によって違いますが、5,000円~10,000円です。

お店の規模によっては「防火管理者」が必要

お店規模によって「防火管理者」が必要になります。

キーとなる指標は収容人員。

従業員を含めた収容人員が30人以上となる店舗の場合は防火管理者が必要です。

防火管理者には甲種防火管理者と乙種防火管理者の2種類がありますが、この場合は延べ床面積がキーワード。

300平米以上の場合は甲種、300平米未満の場合は乙種です。

防火管理者についてはどちらも、各消防署などが実施している講習会を受けることで手に入れることが可能。

受講料は5,000円~10,000円程度で、時間は甲種が2日間ありますので、ある程度スケジュールは余裕を持っていたほうが良いでしょう。

食品衛生責任者と同じように何か用意するものはありませんが、火の元の管理はそのまま売り上げにも直結する重大事項。

ぜひ、積極的に確認していきましょう。

ラーメン屋開業に調理師免許は?

食品を提供するサービスだから調理師免許が必要なのでは?と考える人も多いと思いますが、実はラーメン屋を開業するにあたって絶対必要な資格ではありません。

基本的に飲食店の開業にあたって調理師免許が必要な業態は存在しないのです。

では、調理師免許とは何なのかといえば、「調理師を名乗っていい」という許可でしかありません。

逆に、調理師免許なしで調理師を名乗ると厳しく罰せられます。

つまり、飲食店経営という視点からすると調理師免許は必要ないものなのです。

とはいえ、調理師を名乗ることで、このお店はおいしそうだとかとかこのお店で使っている食材は安心そうだ、料理人としての経験を積んでそうだといったブランド戦略の一環として調理師免許を活用していくということは可能でしょう。

また、調理師免許は一通りの料理を作ることが出来る、調理学校で勉強したことをアピールできるというものでもあるため、ラーメンのレシピやメニューなどを考えるうえでメリットが大きいのも事実です。

それでも、ラーメン屋を開業するにあたって絶対に必要なものではないということは覚えておきましょう。

まとめ

ラーメン屋開業において必要な資格や手続きについてみてきました。

保健所の許可や食品衛生責任者など、いくつか絶対に必要な資格もあり、見逃すことはできません。

一方で、必要なのかなと多くの人がひるんでしまう調理師免許は創業には必要ありませんでした。

こうしたことを踏まえて、ぜひ信頼される、10年20年と愛される繁盛店作りを目指していきましょう。

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