脱サラしてラーメン屋を開業する方法

ラーメン店を脱サラ後に開業するときのポイント

ラーメン店を開業する方の中には、それまで一般のサラリーマンとして働いていたものの夢を抱いて仕事を辞めて独立、時に対した経験もないままオーナーデビューに踏み切る方もいます。
退職金などを、その開店資金として見込むケースも多いのですが、繁盛店になるための道のりは厳しく、開店資金があっという間に消えてしまうなんてこともあります。
そこで今回は、脱サラをして自分でラーメン店を始めるにあたって、店作りの参考にするために事前調査した方がいいことなどを挙げていきたいと思います。

■脱サラして繁盛店を!成功するためのポイント

・数字に強いこと

ラーメン店に限ったことではありませんが、独立開業をして成功つまり利益の上がる店作りをするためには、様々なお金に関することを、数字としてしっかりと把握できる能力が必須となってきます。
売上金や、光熱費・人件費などをはじめとした経費を確実に把握し、赤字の出ないよう調整していかない事には、ラーメン店が成功し毎月安定した利益が上がることは、まずありません。

・事前調査は入念に行う

数字に強いことに合わせて、開業をする場所について事前に自分の足でリサーチをしておくことも重要です。
いかに味のいいラーメンを作ることができても、お客さんが来ないことには繁盛店にはなれませんし、周囲に行列の絶えない強力な人気店があると新規開店の身としては、歯が立たないこともあり得ます。

■潜在的な顧客数を見積もる

・開業店舗近辺の人口数

開店する場所に選んだ地区の人口は、来店人数と直結していく重要なポイントです。

総務庁統計局の公式サイトにある、統計でみる市区町村のすがた 2017をチェックすれば、あっという間にその地域の人口が把握できるので、これについては

現地を訪れなくてもサイトで十分調査可能です。

また、人口が多い地区で、駅徒歩〇分なんて場所は開店の際かかってくる地代や家賃が、高い金額になるケースも少なくありません。

地代や家賃は、ラーメン店運営の際に特に大きなランニングコスト、しかも店舗保証金などもかかる場合があるので、事前にそれらの金額を住宅情報サイトなどで念入りに調べておきましょう。

・夜間と昼間の差

ラーメン店の場合、確かに居住人口も重要ですが、昼間そこに職場や学校などがあるからやってくる、いわゆる昼間の人出と夜間の人出の把握も大切。

昼間の人出が多いならランチ営業の時間帯を伸ばし、反対の場合は短くするなど、営業時間やスタッフのローテーション設定をするべきです。

また、夜間の人出の多い歓楽街などの場合は、深夜営業を視野に入れたり、居酒屋テイストのおつまみ的なサイドメニューを用意するなどの工夫が必要になります。

■開業予定地には実際に足を運ぶ

・データからはわからないこともある

総人口や平均的な家賃などはデータやサイトの情報で把握可能ですが、昼夜の人出の差については、実際に現地で自分で調べなければなりません。

また、地代や家賃はわかったとしても、実際に開店候補店舗を見ずに開店準備を進めることなんて無茶すぎる。

件数もそうですが、自分で何度でも現地に足を運び、街の雰囲気や店の使い勝手などの関して、十二分にリサーチをするようにしましょう。

・曜日や時間帯を変えて人通りをチェック

どの曜日のどの時間に一番開店候補地付近に人が集まるのか、現地において徹底的に人の流れについて調査することで、上記で述べた店の運営スタイルを決定することができます。

この時、人の流れだけではなく車通りなども併せてチェックすると、店舗面積に合わせて駐車スペースがどれほど必要か決めるのに役立ちます。

■競合調査

・競合店の強みは何か

行列ができる様なライバル店がいない地域は、確かにそれを意識せずに開店することができますが、

ラーメン店激戦区

と呼ばれるような場所は、麺好きのユーザーがこぞってやってくる場所でもあるため、新規参入店舗に興味を持った方たちが、それをめがけて来店してくれるメリットも発生します。

そんな場所に開業を目指すときには、

ライバル店は性別・年代別にどんな層の客を集めているか
スープの種類(豚骨・醤油・味噌など)や麺の形状はどうか
サイドメニューやドリンクはどんなラインナップなのか

など、競合店がどんな強みや特徴を持っているか、時に何度か客として来店しながらその味のチェックをするといいでしょう。

・競合店との差別化

前項の調査内容を参考に、自分の店は競合店とどのような点で個性を出していくのか、仕入れた情報をもとに経営方針のプランを立てねばなりません。
例えばですが、

「ライバル店は素材などに凝っていて、比較的高級志向なので自分の店は内装などもシンプルにはリーズナブル路線で攻める!」

「競合店は夜型、飲み会終わりのサラリーマンなどが多く、アルコールメニューが豊富なので、こちらは女性や子供も来やすいNOアルコールのお店にする。」

などといった具合に味だけでなく、店の経営スタイルの差別化を図ることで、それぞれの店でお客の住み分けができ、共に繁盛店として高めあうことも可能になってきます。

■売り上げ目標をたてる

・目標達成に必要な来客数

ラーメン店を新規開業するにあたり、当座の売上目標をどの程度に定めるかは、実際のところはオーナーの意志1つです。

ただし、ここまで調査した結果から考えうる来客予想人数を、ある程度はじき出しておかないと、開店後の目星がいつまでたっても尽きません。

あくまでデータ的なことですが、人口10万人当たりのラーメン店の数は、2015年の時点で約25店舗。

そうすると計算上では、居住人口と日中・夜間の総人手人数の合計が5万人の土地に店を構えたとすると、1店舗当たり約2千人の潜在的な顧客を持っていることになります。

またある調査によると、日本人が外食として店でラーメンを食べる回数は、1年で約18杯ほどなのだとか。

これをもとに、1人が何日に1回ラーメンを食べるか考えると、365÷18=20,7777…なので、日本人は20日に1度、店でラーメンを食べる事になります。

潜在的な顧客が20日に1度、必ず食べに来てくれると仮定すると、その売り上げは1日100杯程度となってきます。

・目標から単価・出店場所を設定する

かなり楽観的な試算でしたが、1日100杯を売り上げる店になれれば、十分繁盛・人気店の仲間入りと言えます。

週に1日お休みをして、月間25日営業すると、100杯×25日=2500杯販売でき、1杯の販売金額が700円ならば、175万円の売上げが上がります。

この売り上げ金175万円から、

原価率35%・・・612,500円
電気料金・・・8万円
ガス料金・・・8万円
水道料金・・・1万円

などのほかに、居抜き物件で月10万円の家賃の店舗が見つかったとして計算をすると、利益はざっと867,500円。

さらに、人件費として総額40万円かかるとしたら、オーナーの収入は46万円ちょっとといったところです。

年収として計算すると552万円也、これなら一般的なサラリーマンの給与年収を大きくオーバーする収入になるので、このラインを売り上げ目標にするのもアリ。

ただし、もっと売上を伸ばして利益を稼ぎたいのであれば、ラーメンの販売金額をアップするという手もあるにはあります。

上記の計算式に、単価を900円に変更してそのまま代入した場合、オーナーの年収は950万円近くになって、サラリーマンの給与年収平均の倍近くになります。

しかし、Jタウンネットが実施した調査では日本人の約6割がラーメン1杯に出せる最高金額を800円までと考えていることから、高い金額のラーメンに対して果たして客のニーズが集まるかは疑問が残ります。

もしくは、単価をそのままに抑えるならばもっと人口が多く、人手もにぎやかな都市部の繁華街などに出店しなければいけませんが、それには大きな開業資金や

高い家賃などを覚悟しなければいけません。

いずれにせよ、自分で立てた目標達成のためには今回述べてきた事前調査を活かして、予想来客人数とかかる経費などをしっかりと計算・計画して開店をしないと、ラーメン店開業失敗という憂き目にあってしまうので注意しましょう。

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