ラーメン店をフランチャイズで開業するメリットとデメリット

ラーメン店の開業をするときは、独力で完全オリジナルのラーメンで開業する場合と、すでにある程度出来上がった味のラーメンを出し開業するフランチャイズ(以下固有名詞を除きFCと表記)の加盟というパターンに分けられます。

今回は、そのうちFCに加盟してラーメン店を開業する際に発生するメリットとデメリットについて、詳しく触れていきたいと思います。

■FCビジネスの仕組み

まずは、FCとはどういったビジネスモデルなのかを知っておかなければ話が始まりません。

どういった手順を踏んで加盟するのか、その加盟にはどんな初期費用が必要なのかなどをここでは紹介していきます。

・本部と加盟店

ラーメン店開業をFC制度を利用しようと考える際、最も意識しておかねばいけないのがFC本部と加盟店の力関係です。

基本的に加盟店は本部の指導に従うのが絶対条件で、過度にその指導に反する店舗運営をしたケースでは、除名処分や違約金の請求などを加盟契約時に契約書に明記していることもあります。

なぜならFC本部にとってぞんざいな店舗運営をされると最も大切なラーメン店としての看板に傷が入ってしまい、自社の商品価値が下がって経営的に大きなダメージを受けてしまうからです。

・加盟金を支払って契約

同じFCへの加盟でも、その加盟方法に違いで若干本部とのパワーバランスが変わり、何より開業のための初期費用が変化してきます。

加盟に当たり加盟金や入会金などを本部に支払うことに違いはないのですが、その額がFC契約によって異なります。

飲食店FCの場合、高い加盟料を設定しているケースではその契約によって発生するロイヤリティ率が低い、もしくは発生しない企業もあり、反対にその額が100万円以下だったり、ともすれば無料であるところではロイアリティー率が高い場合が多くなります。

ただし、高い加盟料を取っている上そのロイアリティー率も他のFCチェーンと変わらない場合もあり、繁盛店や全国的に知名度の高い有名チェーンではその傾向が顕著になってきます。

・FC本部へのロイヤリティ

ラーメン店FCはその本部=創業者の店舗、である場合が多くロイヤリティーでその運営資金と利益を支えているので、加盟金いくらかとロイヤリティーを双方設定しているケースがほとんど。

加盟金相場は2~300万円あたり、ロイヤリティーは売上金全体の5%ほどがラーメン業界での相場です。

この時忘れてはいけないのが利益にロイヤリティーはかかるのではなく売上金、つまり原価率を含めたものにかかってくるという点で、後程触れるデメリットの発生もこれが原因です。

■FC開業でのメリット

・研修が充実

FCでの独立では、基本的にどの業界でもその開業までに綿密にスケジューリングされた研修を受ける必要があります。

「そういったものが煩わしいから独立開業するんだ!」という方は我慢するしかありませんが、この研修にはFCチェーンとして蓄積された本部並びに開業オーナーの技術や経営ノウハウが詰まりに詰まっていて、ずぶの素人でも本部が求める商品やサービスを提供できるように設計されています。

特にラーメン店の開業の場合、調理技術の向上や接客マナーの習得にこの研修は有効であり、しっかりとこなして最低限のスキルをマスターしないと、開業が許されない場合もあります。

・短期間で開業できる

先ほどの研修とも関連しますが、店舗開設予定地の土地探しからマーケティング、スープ開発やメニュー設定などを完全に自力でしようとすると長い時間と手間がかかります。

一方FC本部では、大手ならば自社にマーケティングのエキスパートスタッフがいるか、コンサルティング会社などの専門業者に外注、サポートを受けているため、マーケーティングによる立地の選定が正確なうえ早い。

そのため新規での開業よりもかなり早い段階で開業することができ、開業までにかかってくる費用もそれに合わせて節約することも可能となります。

・何よりネームバリュー

FCでのラーメン店開業による最大のメリット、それはなんといっても有名店や繁盛店のネームバリューによる集客力です。

個人経営の場合、開店準備とともに自分でチラシを作ってポスティングに励んだり、開店後も地域のフリーぺーパーに掲載料を支払い、クーポンを出したりと名前を売るためにいろいろ手を尽くさなければいけませんが、FCではそういった広報活動を本部が引き受けたりサポートをすることも多く、もともと客に名前が売れている場合ではそれすらさほど必要なく、開店直後からお客さんの行列ができるなんてこともザラです。

これは有名店であればあるほど高まってきますが、それに応じて前述の加盟料やロイヤリティーが上がることはある程度覚悟しなくてはいけませんが、それを取り戻すことは努力さえ惜しまなければ決して難しいことでもありません。

■FC開業のデメリット

・加盟金だけじゃない!開業資金の増加

完全独力開業の場合、極端に言えば屋台に少し毛が生えたような物件でも、開業の許可さえ取れれば自宅を改造した形でもラーメン店を開業することができますが、FCチェンの場合ではそうはいきません。

ラーメン店がFC展開になっているということは、オリジナルの店舗のラーメンが人気を呼び、行列ができるような繁盛店となって名前が売れた証、つまり加盟店も

ある程度のお客が入る広さとその名前に恥じない店構えが必要になります。

そのため、店舗予定地の購入や賃貸、店舗の建設費用などが膨れ上がり、それは加盟料の高低とは比べ物にならない額となります。

・ロイヤリティが高いと自分の利益が少なくなる

前項で述べた初期費用の総額はともすれば数千万円にも達するので、それを金融機関でローンを組み分割返済していくことがほとんどです。

中には現金で開業資金を準備出来る方もいるでしょうが、そんな潤沢な資金がある場合はFCへの加盟ではなく、個人でのラーメン店を開業を目指したほうがいいかもしれません。

開業資金の分割返済に加え、月商に対して毎月発生するロイヤリティー率が高いと、働けど働けどその収入が増えない、つまり店の利益が上がらない事態に陥ってしまいます。

2つのケースを例に出すと、1つ目は加盟料300万円と高めながらロイヤリティーなし、その他の開業資金に2,000万円かかって、総額2,300万円のローンを組んだとしましょう。

もう一方は、加盟料100万円ながらロイヤリティー率売り上げの5%をFC本部が徴収、開業資金は同額で2,100万円のローンを構築返済すると仮定します。

そんなローンは存在しませんが計算しやすくするために利息なし、自己資金も全くなしと仮定して10年間でそれぞれを返済すると、前者は月々19万1,600円ほどの返済、後者は17万5,000円の返済となり、後者の方が16,000円程度返済額を抑えることができます。

しかしここにロイヤリティーを加えると、仮に月に100万円の売り上げを上げるなかなかの人気店になった場合、ラーメン並びにサイドメニューを含めた原価率が35%程度と良好な水準だとすると、前者の利益は

「100万円-原価35万円-月の返済19万1,600円=45万8,400円」

となってきます。

反対に後者は、

「100万円-原価35万円-月の返済17万5,000円-ロイヤリティ5万円=42万5,000円」

となりなんと逆転、その差額の3万3,400円を年収に直すと40万円ほど、開店資金の返済期間10年トータルで見ると、FC契約の違いによってなんと400万円もの利益差額が発生してしまうのです。

つまり、高いロイヤリティーを軽く考え、FC加盟料の節約ばかりに目が行ってしまうと結果損をする羽目になることもあり、しかも開店資金の返済は終わるもののロイヤリティーは営業している限りずっと続くので、完済後も半永久的に引かれていくことになります。

■フランチャイズ比較.netとは

ここまでの説明で、加盟料含め開業資金がどれほどかかるのか、ロイヤリティーはどれほどの率なのかはラーメン店をフランチャイズで開業する際、その収入を左右する大きな要素であることがわかっていただけたでしょう。

しかし、1つ1つのFCに資料などを請求しそれを比較していくのは大変、そんなとき役立つのが「フランチャイズ比較.net」の存在です。

ここでは、ラーメン店FCはもちろん業種ごと、または初期費用の予算ごとなど多くのテーマに沿って、各FCの特徴や口コミなどが確認できます。

ラーメン店をFCを利用して開業したい、そう思うユーザーに非常に人気ですのでそれを視野に入れている方は是非一度活用して、準備資金などと相談しながら未来予想図を描いてみてはいかがでしょうか。

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